【動画】公道走行が可能なスバル WRX STIがボブスレーコースを疾走

Subaru WRX STI
画像はYouTubeのSubaru of America公式チャンネル(https://www.youtube.com/user/Subaru)より

 ありえない場所でのクルマやオートバイの走行シーンには度肝を抜かれますが、スイスのサン・モリッツにあるボブスレーコースを「スバル WRX STI」が走りました。

ドライバーは元ラリー・チャンピオン

 ドライバーは英国の元ラリー・チャンピオン、マーク・ヒギンズ。昨年の6月にマーク・ヒギンズは、オートバイレースのマン島TTレースの期間中に行われる4輪車のタイム・アタックに、スバルオブアメリカと英国のプロドライブ社と共同開発した「スバル WRX STI」にて挑戦。マン島TTコースにおける最速記録を樹立しました。

走った「スバル WRX STI」は市販の状態

 今回ボブスレーコースにチャレンジした「スバル WRX STI」はなんと市販の状態。厳密にはドライバーの安全対策として、車内にFIA認証(※)のロールケージとシートに横転した場合にドライバーの安全を確保する特殊なハーネスを装備したのと氷に食い込むスパイクタイヤに履き替えただけで、メカニカルな部分には手を加えていません。

 1928年と1948年の2度にわたり冬季オリンピックも開催されたサン・モリッツのボブスレーコースは世界有数の難コースともいえます。はたして市販の状態のクルマが遠心力でほぼ90度の傾きになるボブスレーコースのバンクをいかに走り抜けるのか興味深いところです! ぜひ動画で確認してみてください!

※FIA(国際自動車連盟)は、モータースポーツの基本となる車両規定を制定・公布しています。FIAはモータースポーツのルールやレギュレーションの策定のみならず、ドライバーへの安全装備…例えばヘルメットやレーシングスーツなどのウェアや、シートやシートベルト、車内にスチールパイプを張り巡らせ衝突時にドライバーを保護するロールゲージなどの競技で安全に関わる用品や部品などの認証も行っています。ちなみにFIA認証の用品や部品は近所のカー用品店でも注文が可能なぐらい意外と身近なものだったりします。

TEXT:Bisket編集部

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